カリソン・デクスとは?

カリソン・デクスは、セザンヌで知られるAix-en-Provence(エクサンプロヴァンス)の街で作られている伝統銘菓です。地中海の周辺で採れたアーモンドとメロン、オレンジピールなどのフルーツの砂糖漬けをペースト状に練り混ぜて作られます。表面は、卵白と砂糖で純白のアイシングが施されています。

その昔、プロヴァンス王国のルネ王(1473年)がジャンヌ王妃と結婚した際に、王妃に対する愛と尊敬を表わし、王妃の目のように美しくかつ繊細なお味のお菓子を宮廷の菓子職人に作らせたものと言い伝えられています。
美しさ、慶び、将来への希望をイメージするこのカリソン・デクスは、婚礼やクリスマス、誕生日などの祝いごとの贈り物として最適であるばかりでなく、45%〜50%がアーモンドであることから良質なタンパク質が豊富に含まれる栄養価の高いお菓子でもあります。また、食べれば食べるほどアーモンドや果物の旨味に魅了される味わい深いお菓子です。

今に継承される伝統のカリソン・デクスには、厳格な基準があり、その基準を満たさないものはカリソン・デクスと呼称することは許されません。 プロヴァンス地方に古くから伝わる、クリスマスの“13デザート”の代表的な一品でもあります。 ぜひ、ご賞味ください。